前回、前々回と、哺乳類についての記事を書いたので、がぜん哺乳類そのものに関心が向いてきました。
というわけで、今回は、「そもそも哺乳類とは?」という問いについてまとめようと思います。
哺乳類そのものを定義するには、そもそも生物の分類について知らなければなりません。
というわけで、wikipediaを読んで、ざっとおさらいしましょう。
上記のページによると、生物というのは、まず三つのドメインに分けられます。
の3つです。
古細菌と細菌は、合わせて「原核生物」と呼ばれて、真核生物と対比されます。
原核生物は、真核生物よりも先に進化したもので、核やミトコンドリアを細胞内に持たない単細胞生物です。
真核生物は、古細菌から進化したと考えられています。
古細菌と細菌の区別をまとめはじめると難しくなるので、ここでは割愛します。
さて、生物を分類する際には、専用の分類名が用いられます。
一番大きな上記三つの分類を表すには、「ドメイン」という分類名が用いられます。
その下は順に、「界・門・網・目・科・属・種」となります。
ヒトなら、
となります。
今回は「哺乳類」の定義が知りたいので、哺乳類の分類にまで枝分かれしていきたいと思います。
哺乳類は、厳密には「哺乳網」という分類名になります。
上記のヒトの例でいえば、上から四番目の分類に当たります。
では、それまでには、どれだけ枝分かれしているのか気になったので、まとめてみます。
まず、ドメインで真核生物に分類された生物は、日本では、以下の5つの「界」に分けられます(米国などでは6つ)。
哺乳類は、「動物界」に分類されます。
動物界は、以下の3つの「門」に分類されます。
哺乳類は、「脊索動物門」に分類されます。
脊索動物門は、以下の5つの「網」に分類されます。
ここでやっと、「哺乳網(哺乳類)」が出てきましたね。
「目」以下の分類に関しては、またの機会にしたいと思います。
「哺乳類」について、wikipediaでまとめられていたので引用しますと、哺乳類とは『基本的に有性生殖を行い、現存する多くの種が胎生で、乳で子を育てるのが特徴である』とのことです。
以上のことから、哺乳類は、「細胞内に核膜やミトコンドリアを持つ真核生物(ドメイン)で、動物界に含まれ、背骨を持つ脊索動物門のうち、主に胎生の母乳で子を育てる生物」と言うことができます。
以上、今回は「哺乳類」についてのまとめでした。
いざ「哺乳類って何?」と尋ねられた時のために、お役立てください。
みなさまも、よき哺乳類ライフを!
ではまた!