いつものようにX(旧ツイッター)を眺めていると、「もうお彼岸だねぇ」といったつぶやきが流れていきました。
へー、もうお彼岸なのか、と思う一方で、そもそもお彼岸とは何ぞや?という疑問がむくりと頭をもたげてきました。
というわけで、今回はお彼岸についてまとめてみました。
お彼岸。
仏教ぽいイベントですが、なんと日本独自の風習なのだそうです。
インドや中国にはないんですね。
さて、具体的には一年のうちのある期間のことを指すのですが、春と秋の二回あります。
春のお彼岸も、秋のお彼岸も、由来は同じです。
仏教では、西方にあると言われている先祖たちの住む「彼岸」と、我々俗人の住む「此岸(しがん)」がありますが、この彼岸と此岸が最も近づくのが、昼と夜の長さが同じである春分と秋分の日と言われています。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈みますが、古来の人は、真西に沈む太陽を拝むことで、西方の浄土に思いを馳せたとされています。
そのような民間信仰が仏教と結びつき、現在の春と秋のお彼岸の風習になったと言われています。
お彼岸が出てくる最も古い文献が、『日本後紀』で、日本で初めて仏教行事として彼岸会が行われた事実が記されています。
それによると、不遇のうちに死んでいった早良親王の恨みを鎮めるために、延喜26年(806年)に読経が行われたようですね。
そんな古くからある風習なんですね。
そんなお彼岸ですが、具体的には一体何をするのか、皆さんご存じですか?
私はなんとなく仏教的な風習なんだろうなといった程度の知識しかなかったので、まったく知りませんでした。
具体的には、以下のようなことをします。
最後の「おはぎ」と「ぼたもち」の違いですが、実体は同じで、どちらも、もち米とうるち米を混ぜて蒸すもしくは炊いたものを、餡で包んだものです。
一説によると、春の彼岸に食べるものを「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸に食べるものを「お萩(はぎ)」として呼び名を分けているそうです。
最後に、彼岸にまつわることわざを一つ。
「暑さ寒さも彼岸まで」
これは、夏の暑さも、冬の寒さも、彼岸までで、彼岸を過ぎたらどちらも緩やかになる。
という意味です。
私はこのことわざだけ知っていました笑
今回のまとめに利用させていただいた参考サイトは以下になります。
今年の秋のお彼岸は、中日(秋分の日)が9月22日で、「彼岸入り(彼岸の始まり)」が9月19日(木)、「彼岸明け(彼岸の最終日)」が9月25日(水)とのことです。
ここでまとめた知識を定着させて、ご先祖様に思いを馳せつつおはぎでも食べようと思います。
皆さまも、よきお彼岸ライフを!
ではまた!