学びなおし中学・高校の地学(2,390円)
前回のブログでは、地球46億年の歴史を、生存していた生物の特徴に合わせて4つに区切ったのでした。
今回は、それらを更に分割していきます。
まずは冥王代。
冥王代は、生物が誕生する前の区分でした。
なので、これ以上分けようがありません。
次に太古代(かつては始生代といいました)。
太古代は以下の4つに分けられます。
- 原太古代(40億年前から36億年前)
- 古太古代(36憶年前から32憶年前):オーストラリアで最古の生物が発掘されている。最初の超大陸であるバールバラ大陸が形成される。小惑星がアフリカ南部に衝突。
- 中太古代(32億年前から28億年前)
- 新太古代(28憶年前から25億年前):光合成が行われ酸素が放出される。超大陸ケノーランド大陸が形成される。
次の原生代は、3つに分けられます。
- 古原生代(25憶年前から16億年前):一日は20時間で一年は400日。大陸がはじめて安定した。光合成によりエネルギーと酸素を作り出す生物シアノバクテリアが誕生した。
- 中原生代(16憶年前から10憶年前):コロンビア大陸が崩壊し、ロディニア超大陸が形成された。真核生物が出現した。有性生殖を行う生物が誕生した。
- 新原生代(10億年前から5憶4,200万年前):3度の氷河期がありスノーボールアース状態であった時代がある。多細胞生物が出現した。
最後の顕生代は、以下の3つに分けられます。
- 古生代(5億4,200万年前から2億5,190万年前):パンゲア大陸が形成される。カンブリア爆発が起こった。オゾン層が形成された。最古の脊椎動物が誕生した。種子植物が出現した。両生類の誕生とともに、多くの生物が陸上にあがった。
- 中生代(2億5,190万年前から6,600万年前):パンゲア大陸が分裂する。被子植物が出現した。恐竜が繁栄した。地球規模の大絶滅が起こった。
- 新生代(6,600万年前から現在):哺乳類と鳥類の適応が始まる。現在の世界地図が出来上がる。
以上、ざっとまとめてみました。
これを更に分けることもできます(ジュラ紀とか白亜紀とか)。
次回はそれらをまとめたいと思います。
皆さまも、よき地学ライフを!
ではまた!