今日は「世界動物の日」ということで、動物についてまとめてみました。
さて、「動物」とひと口に言っても、果たして何を指しているのかぼんやりして分かりません。
「動物」の定義とは。
今日もwikipedia先生のお世話になります。
さっそく調べたところ、動物とは、「ヘッケルにより多細胞生物と単細胞生物に分けられた」とあり、更に「日常語では、前述のうち人間以外のものを指す。特に哺乳類を指すことが多い」とあります。
漠然と使っている「動物」という言葉ですが、言われてみればそんな感じがしますね。
なぜ10月4日が「世界動物の日」なのかといえば、なにやらキリスト教が関わっているみたいですね。
しかし今ではその意味も薄れ、全世界的に基金のためにといった理由で団体の活動が行われているのだとか。
ヘッケルはダーウィンと同時代を生きたものの、ダーウィンよりはひと世代かふた世代ほど後の人物です。
ヘッケルが何をしたかと言えば、イギリス生まれのダーウィンの進化論を、ドイツで広めることに貢献しました。
前回のダーウィンのまとめでも書いたかもしれませんが、こうした偉人の功績があって、今の我々の学問があるのだと思うと、頭の下がる思いがします。
ちなみに進化論の本『種の起源』は、ダーウィンが50歳の時にロンドンで出版された本ですが、即日完売だったそうです。
いかにダーウィンの進化論が当時話題を呼んでいたのかが知れますね。
日本に進化論が入ってきたのは、1877年(明治10年)6月でした。
当時、唯一の大学だった東京大学の、動物学の教授・エドワード・モースが、800人もの聴衆を前に登壇し、進化論を紹介したのがはじめとされています。
モースといえば、大森貝塚を発見したことで有名ですね。
その後、動物学科の助教授となった石川千代松という人物が、モースの講義を筆記した『動物進化論』という本を出版します。
これは、進化論を日本ではじめて体系的に紹介した本として知られています。
この『動物進化論』は、現在、国立国会図書館のサイトにて無料で閲覧することができます。
ちらっとページをめくってみましたが、戦前の文章(漢字とカタカナの活版印刷)だったので当然のように読めませんでした。
ぎゃふん。
さて今日はここまで。
色んな人がいて、進化論は世界で定説となったのですね。
こうして日本という異国の一個人でありながら、ダーウィンから広まった進化論の一端に触れることのできる事実には、驚きと感動を覚えます。
まさにバタフライ・エフェクト。
いやいやダーウィンはバタフライのような小さな存在ではありませんが。
むしろ私のこの記事が、将来的にバタフライ・エフェクトとなるかもしれませんね。
みなさまも、よき進化論ライフを。
ではまた!