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2024-08-02 13:55:00

謎のミルクパーミエイト

ミルク_.jpg

 

今日は、ITメディアニュースで、以下のような記事が書かれていたのでそれについて書きます。

 

 

結論から言えば、夏場などの暑い場面ではスポーツドリンクより牛乳をろ過した「ミルクパーミエイト」なるものがおすすめ!と、記事には書いてあります。

2年前の2022年に発表された米国の論文の中で提唱されているみたいですね。

記事によると、このミルクパーミエイトは、「牛乳の限外ろ過によって得られる副産物で、牛乳のタンパク質と脂肪を除去し、エネルギー密度と粘性を低下させた物質」とのこと。

イメージ的にはしゃばしゃばの液体って感じでしょうか。

 

へー!と思って、早速「ミルクパーミエイト」という単語で検索をかけてみた私です。

2年前の論文だし、もう市場ではミルクパーミエイトの個包装タイプとか売られてたりしてなーなんて予想しながら検索したのですが、検索結果は意外なものでした。

なんとこのミルクパーミエイト、話題にした記事が数えるほどしかあがってこないのです。

その数えるほどのサイトのうち、分かりやすかったのは以下のサイトくらいでした。

 

 

「パーミエイト」という単語自体は、「封孔剤」と訳されるものらしく、以下のサイトで詳しく説明されています。

 

 

ちなみにITメディアの記事の中で使われている「限外ろ過」という「ろ過方法」については以下のサイトで詳しく説明されています。

 

 

で、肝心なミルクパーミエイトですが、ろくな記事があがってこないので、これは何故なのだろうと考えました。

 

  1. 「ミルクパーミエイト」という単語自体が、研究者たちの造語で、一般的ではない。→だから検索結果にあがってこない?
  2. 「ミルクパーミエイト」という単語自体が、英語では一般的だが、日本語として一般的でない。→だから日本語の記事がろくにない?
  3. 「ミルクパーミエイト」という物質自体が、一般的ではない。→でもそれなら専門用語や専門業者のサイトとかヒットしてもいいはず。
  4. ITメディアニュースの記事に問題がある。→あるとすればどんな問題?

 

はい、ここまで考えて思考停止してしまいました。

この先、何をどう調べれば事実を明らかにすることができるのか、今の私では力不足です。調べる時間も無いですし。

仕方なし、同じような疑問を抱いた方の記事が検索結果にあがってくるのを待つとします。

それにしても。

何の気なしに調べた「ミルクパーミエイト」という単語にここまで引っ張られることになろうとは。

ぎゃふん。

コーヒーでもろ過して飲んで一息つこうと思います。

 

 

コーヒーフィルター_.jpg

 

 

 

 

2024-08-01 17:03:00

学名、アプセウデス・ランマ

らんま.jpg

 

北海道大学大学院の研究チームが、名古屋港水族館の水槽内にて新種の甲殻類を発見しました。

その甲殻類は雌雄同体という理由で、漫画『らんま1/2』にちなんで、学名を「アプセウデス・ランマ」と命名されました。

詳しい内容は以下にてご確認ください。

アプセデウス・ランマの写真も載ってます。

 

 

研究チームの方々も、ユーモアがありますね。

 

 

 

2024-07-21 17:32:00

最長寿の脊椎動物ニシオンデンザメ

ニシオンデンザメ.jpg

 

今日は新しい知識を仕入れたのでそれをシェアしたいと思います。

皆さんは、世界で最も長寿の脊椎動物をご存じですか?

その名は、ニシオンデンザメ。

詳しくはこちら。

ニシオンデンザメ - Wikipedia

簡単にこのニシオンデンザメの生態をメモしておきますと、

ツノザメ目オンデンザメ科に属するサメの一種で、生息域は北大西洋全域と、グリーンランド付近の海域。

ツノザメ目の中では最大種。

低温の海域に生息し、体長は7mほど。

餌は魚からホッキョクグマ、アザラシ、人間まで、食べられるなら何でも食べるとのこと。

動きは俊敏ではなく、むしろ遅く、餌を取るのも待ち伏せが多いのだろうとのこと。

既知の脊椎動物の中では最長寿で、放射線年代測定法によって推定された最も高齢な個体は392±120歳(272~512歳)。

メスの性成熟は約150年かかるだろうと推測されている。

…。

最後の一文がすごいですね。

子孫を残すにも、ものすごい気長なカップリングがなされているようです。

第一、広い海の中で相手を見つけるのが大変そうですよね。

具体的なカップリングの仕方について、興味が尽きません。

 

長寿の秘密は、低温による代謝の遅さだそうです。

近年、温暖化現象により海水の温度が上がっていることから、その生態系にダイレクトに影響を受ける危険性があるとのこと。

地球上の様々な生物に悪影響しか及ぼさない温暖化ですが、人類の努力で食い止められる、もしくは温度を下げることができるなら、それにこしたことはありませんね。

そんなことを考えさせられました。

 

ニシオンデンザメ2_.jpg

 

2024-07-17 17:49:00

「死体花」ショクダイオオコンニャク

ショクダイオオコンニャク.jpg

 

人はなぜクサいにおいを嗅ぎたがる? 「死体花」の開花が話題に』(ナショナルジオグラフィック日本版)

 

今日はフィードしている記事の中から、気になる記事をシェアしたいと思います。

上記の記事によると、7月8日、宮崎県の植物園で悪臭を放つ花であるショクダイオオコンニャクが開花して話題になったとのこと。

この文章だけではその珍しさは分かりませんよね。

私も分かりませんでした。

web検索して調べてみると、このショクダイオオコンニャクは、サトイモ科コンニャク属の植物で、なんと数年に一度、二日程度しか花を咲かせないのだとか。

なるほど、それは植物園もこぞってお披露目しますよね。

でもそれだけではありません。

この花、とっても臭いらしいんです。

英名で「corpse flower(死体花)」という名がつけられているほどで、その臭いは腐った魚、下水、死体を混ぜ合わせたような強烈な匂いを放つとのこと。

うーん、嗅いでみたい!笑

 

記事では、人はなぜ臭いにおいを嗅ぎたがるのかについて言及されており、その答えとして「良性のマゾヒズム」という人の性質があげられています。

簡単に言えば、安全地帯にいながら不快な思いをすることに快感を覚える性質ということです。

ホラー映画を見る、辛い物を食べる、ジェットコースターを楽しむetc...言われてみれば思い当たりますね。

臭いにおいを嗅ぎたがる点についても同じことが言えるらしいです。

ちなみに、このショクダイオオコンニャクの匂いを再現しようと思えばできるらしく、その方法については密封容器にサンプルを閉じ込めて分子構造を再現するという方法が考えられるということです。

以外と原始的なんですね。

 

匂いは記憶と最も結びつきの深い五感であるということについても言及があり、そういえばかつて毎日のように香水をつけていた同僚の匂い、たまに同じ香水を嗅ぐと思い出すよな、なんて思い至ったりしています。

そんなこんな。

今回は匂いにまつわる記事でした。

ショクダイオオコンニャクについては、筑波実験植物園さんがブログを書いていたので最後にそれをメモして終わりたいと思います。

たまには香水を利用してリラックスしてみてもよいのではないでしょうか。

2024-06-26 17:31:00

キキョウを激写

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さて、今日は仕事で外に出る機会がありました。

写真はその道すがら、背の高い青紫色の花が見事に咲いているのを見つけたので、思わず激写したものです。

仕事が終わって帰宅してから画像検索にかけてみると、「桔梗(キキョウ)」という植物だということでした。

名前くらいは知っているキキョウですが、どんな植物かと言われると説明できなかったりします。

ネット検索した内容を簡単に記しておくと、

キキョウは、キキョウ科キキョウ属で、東アジアに分布する多年草。

日当たりの良い草原に見られるが、国内ではそういう場所が減ったため、絶滅危惧種となっている。

万葉の昔から愛でられてきた歴史ある植物である、とのことです。

私は歩いていて花壇に植えられているのをたまたま写しただけですが、思いもかけず絶滅危惧種を激写していたんですね。

ふふ。

というか、こんな身近に絶滅危惧種があるなんて!

そっちの方が驚きです。

普通に花壇に植えられていましたもの。

ちなみにキキョウの花言葉は「永遠の愛/変わらぬ愛/気品/誠実/清楚/従順」などなど。

これらの花言葉の裏には悲しい恋物語があるようなので、気になった方は検索してみてください。

 

軍手.jpg

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