今日は敬老の日です。
というわけで、敬老の日の由来が気になり、いつものようにwikipediaを開きました。
調べてみると、なんと敬老の日は、戦後にできた祝日とのこと。
意外に歴史が浅くて驚きました。
具体的には、1947年9月15日に、兵庫県多可郡野間谷村という場所で、当時の門脇村長が「敬老会」を開いたのがはじまりです。
当時は戦後直後で、子供を戦地へ送り出した親たちの疲労が極致にあり、そのことから門脇村長は、親世代をいたわる気持ちでこの会を催しました。
なぜ9月15日かというと、農閑期でしかも気候が良いから、という理由だそうです。
会の名前の由来は、『古今著聞集』にある「養老の滝」の伝説。
そんな「敬老会」ですが、ポンとすぐに国民の祝日になったわけではありませんでした。
1948年7月、子供の日と成人の日が「国民の休日に関する法律」に制定されるも、老人の日は制定されませんでした。
そのことから村長は奮い立ち、兵庫県の各市町村に声をかけるなどして、老人の日を広める運動を始めます。
1950年、兵庫県は「としよりの日」を制定します。
1966年、国民の休日に関する法律の改正に合わせ、はれて「敬老の日」が制定されました。
今の敬老の日は、門脇村長をはじめとする、当時の運動に携わった方々の努力の結果なんですね。
感謝したいと思います。
現在はハッピーマンデー制度により9月の第三月曜日になっている敬老の日ですが、2000年までは9月15日でした。
それは門脇村長の始めた敬老会が開催された日だったからなんですね。
今日は70を越える私の父も、町内会から敬老の日のプレゼントをもらったと言って喜んでいました。
こういう具合に地域の活動が活発なのも、元が敬老会という地域で催された会だったからなのかもしれませんね。
今回は敬老の日についてのまとめでした。
ご両親がご存命の方も、そうでない方も、今日は自分より年上の方々に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
みなさまも、よき敬老ライフを!
ではまた!
前回の記事で哺乳類を扱ったので、今回は爬虫類と両生類を扱いたいと思います。
爬虫類と両生類、似ていますよね。
何が似ているって、まず見た目が似ています。
それに、どちらも湿地帯に住んでいそうなイメージがします。
果たして、爬虫類と両生類は、何がどう違うのでしょうか。
wikipediaから要点を拾ってまとめてみたいと思います。
まず、分類としては、爬虫類も両生類も、
ここまでは共通しています。
分類については、前回のブログを参照してください。
「門」の下の「網(こう)」で、以下の5つに枝分かれし、爬虫類と両生類もその中に含まれます。
分類としては以上のようになります。
そのうえで、爬虫類と両生類は、具体的に何がどう異なるのでしょうか。
wikipediaをまとめてみます。
とのことです。
爬虫類も両生類も、どちらも変温動物という点は共通しています。
ちなみに両生類は、20世紀後半から減少が著しく、一説によるとあと50年ほどで絶滅するとのことです。
なんてこったい。
守ろうきれいな水辺、です。
それでは今回はこのへんで。
みなさまも、よい爬虫類&両生類ライフを!
ではまた!
前回、前々回と、哺乳類についての記事を書いたので、がぜん哺乳類そのものに関心が向いてきました。
というわけで、今回は、「そもそも哺乳類とは?」という問いについてまとめようと思います。
哺乳類そのものを定義するには、そもそも生物の分類について知らなければなりません。
というわけで、wikipediaを読んで、ざっとおさらいしましょう。
上記のページによると、生物というのは、まず三つのドメインに分けられます。
の3つです。
古細菌と細菌は、合わせて「原核生物」と呼ばれて、真核生物と対比されます。
原核生物は、真核生物よりも先に進化したもので、核やミトコンドリアを細胞内に持たない単細胞生物です。
真核生物は、古細菌から進化したと考えられています。
古細菌と細菌の区別をまとめはじめると難しくなるので、ここでは割愛します。
さて、生物を分類する際には、専用の分類名が用いられます。
一番大きな上記三つの分類を表すには、「ドメイン」という分類名が用いられます。
その下は順に、「界・門・網・目・科・属・種」となります。
ヒトなら、
となります。
今回は「哺乳類」の定義が知りたいので、哺乳類の分類にまで枝分かれしていきたいと思います。
哺乳類は、厳密には「哺乳網」という分類名になります。
上記のヒトの例でいえば、上から四番目の分類に当たります。
では、それまでには、どれだけ枝分かれしているのか気になったので、まとめてみます。
まず、ドメインで真核生物に分類された生物は、日本では、以下の5つの「界」に分けられます(米国などでは6つ)。
哺乳類は、「動物界」に分類されます。
動物界は、以下の3つの「門」に分類されます。
哺乳類は、「脊索動物門」に分類されます。
脊索動物門は、以下の5つの「網」に分類されます。
ここでやっと、「哺乳網(哺乳類)」が出てきましたね。
「目」以下の分類に関しては、またの機会にしたいと思います。
「哺乳類」について、wikipediaでまとめられていたので引用しますと、哺乳類とは『基本的に有性生殖を行い、現存する多くの種が胎生で、乳で子を育てるのが特徴である』とのことです。
以上のことから、哺乳類は、「細胞内に核膜やミトコンドリアを持つ真核生物(ドメイン)で、動物界に含まれ、背骨を持つ脊索動物門のうち、主に胎生の母乳で子を育てる生物」と言うことができます。
以上、今回は「哺乳類」についてのまとめでした。
いざ「哺乳類って何?」と尋ねられた時のために、お役立てください。
みなさまも、よき哺乳類ライフを!
ではまた!
前回はジュゴンについて記事を書いたので、今回はジュゴンそっくりなマナティについて書こうと思います。
さてマナティ。
前回の記事の画像と比較していただきたいのですが、見た目からして、ジュゴンとそっくりです。
素人目には、まったく見分けがつきません。
なんでも、進化の過程で、漸新世にジュゴンと分かれたのだとか。
なるほど、そっくりなのも納得です。
しかし、大きな違いが一つあります。
それは、ジュゴンはあたたかく浅い海で生息しますが、マナティは主に淡水に生息するという点です。
マナティは、アマゾンに生息する種、アメリカ大陸に生息する種、アフリカ大陸に生息する種の3種類に分類されます。
それぞれ、アマゾンマナティー、アメリカマナティー、アフリカマナティーといいます。
ジュゴンのように海を渡ることがないため、生息域で分類されているんですね。
覚えやすくていいですね。
日本でマナティを見ることのできる水族館は、2024年現在、全部で4つあります。
数が変動するものなので、検索結果自体を載せておきますね。
ジュゴンがたった1館だけでしか見られなかったのに比べて、ずいぶん多い印象です。
海水のジュゴンと、淡水のマナティだと、淡水のマナティの方が飼育がしやすいということなんでしょうね。
水族館だと海水に生きるジュゴンの方が飼育がしやすそうですが、どうやら逆のようです。
このあたり、飼育の難しさの差など、詳しく知りたいところではあります。
が、今回はこのへんでドロン。
前回と今回の記事で、ジュゴンとマナティについて少し詳しくなりました。
皆さまも、よきマナティライフを!
ではまた。
前回、前々回と、海の哺乳類について書いたので、今回はその流れでジュゴンについてまとめました。
さてジュゴン。
上の画像でも分かる通り、もったりした体形の動物ですが、生息域は赤道周辺のあたたかく浅い海で、北限は日本、南限はオーストラリアとなっています。
全長は3mほどで、体重は約450kg。
草食で、主に海草を食べ、母親と子供の数頭からなる群れを形成します。
人間との関わりは古く、古来から狩猟の対象とされ、肉は美味で皮も利用され、縄文時代の沖縄県の遺跡からはジュゴンの骨が出土しています。
南西諸島のジュゴンは、1997年に、日本哺乳類学会のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。
日本では1972年に、国の天然記念物に指定されており、2003年からは、鳥獣保護法でも捕獲や殺傷が原則禁止されています。
古くから人魚伝説のモチーフとされ、アイルランドやデンマークでは伝承が残るが、いずれもジュゴンの生息域からは離れています。
日本では人魚の肉を口にして800年の寿命を得たという八尾比丘尼(やおびくに)伝説が残っています。
現在、水族館で見ることができるのは、日本とオーストラリアの2か所のみだそうです。
見る機会はそうそうないと思いますが、遠くからその繁殖を祈ろうと思います。
そんなわけで今回は、海の人魚、ジュゴンについてでした。
ジュゴンと間違えやすいマナティについては、また別の機会にまとめようと思います。
それでは皆様も、よきジュゴンライフを!
ではまた!